語りすぎを防ぐために、製品としてのテーマと、舞台設計、物語を別に考えます。
たとえば、某CD-ROMコンテンツでは…。[参照]
■製品としてのテーマ
科学・技術の素晴らしさ・面白さを、第一線の研究者の声をききつつ、楽しみながら学ぶ。研究者の人間性をクローズアップすることで科学研究を身近に感じてもらうことで、自らの一歩を踏み出す一助とする。
■舞台設計
主人公となる博士の研究室に訪れたユーザー。
博士の研究分野は太陽系探査。相棒は猫のミケ。
博士に太陽系探査の歴史から現在の挑戦まで多様な話を聞くほか、仲間を紹介してもらえ、現場の話も聞ける。
■各シーンごとの物語
本編は10章。章ごとに小話10づつで構成。
取材編は3種に分類。それぞれ5名ほど取材して構成。
歴史は海外の科学史と日本の科学史。
製品としてのテーマや舞台設計は案外すぐに書けるのですが、シーン構成にいつも悩みます。本編で何を説明するか?取材ではどんな質問を用意するか?
製品としての目的は、科学を身近に感じて実生活でトライしてもらうようにすること。つまり「調べてみようっと」と思わせるようにしたい訳で、それには語りすぎは厳禁。
だけど、「面白い!」と思わせることも必要。
というバランスに配慮しつつ、話題を選びます。
このときは、資料読みに3週間、文字まとめるのに1週間かかりました。
環境問題など、ある程度素養のあるものでも、資料読みとまとめには2週間はかかるかなぁ。