初めまして、株式会社ソニックムーブでディレクターをしております佐々木ともうします!
この度F-siteのスタッフの皆様のご厚意により、弊社で開発している「Herlock」の紹介をさせていただく機会をいただくことができました。この場を借りてお礼申し上げます。
「Herlock」について数回にわけて紹介させていただきますので皆様よろしくお願いいたします!
さて、早速ですが、1回目の今回は「Herlock」の基本的な特徴をご紹介させていただきます。
HerlockはJavaScriptを使用してワンソースでAndroid、iOSのネイティブアプリを開発することができるネイティブアプリ向けクロスプラットフォーム開発環境です。
スマートフォン向けアプリケーション開発は、Androidの場合はJava、iOSの場合はObjective-Cというように特定の言語を用いて、それぞれの開発環境で開発をしなければいけませんが、「Herlock」は、JavaScriptのみでAndroid、iOSのネイティブアプリの開発をすることができます。
なぜ弊社が「Herlock」を開発するに至ったのかとご質問頂くことがあります。既存のクロスプラットフォーム開発環境の選択肢がある中、なぜ「Herlock」を作るに至ったか。それはアプリ制作をする現場での下記のような声が始まりでした。
既存のものでは描画パフォーマンスがいまいちだったり、描画パフォーマンスが高いものは学習コストが少し高かったりといろいろ思うところもあり、
簡単でより描画パフォーマンスの高い開発環境を作りたいということから、下記を軸に「Herlock」の開発がスタートしました。
FlashライクなコードでOpenGLを実装することができます。例えば"stage.addChild(bitmap);"のコードだけで描画はOpenGLで行われるため、OpenGLを意識することなく実装が可能です。通常OpenGLでの開発は複雑ですが、Herlockでは簡単に操作が可能ですので、高いパフォーマンスを必要とするゲームアプリの開発に適しています。
JavaScriptでのワンソース開発が可能。また、表示の取り回しがFlashの表示リストやHTMLのDOMに似たツリー構造であったり、APIインターフェイスはAS3の仕様(+HTML5)に似ているためSpriteやStageなどのおなじみのメソッドやパラメータで制御ができたりと、Web開発に近い感覚でネイティブアプリ開発を行うことができます。参考までにコードの一部分を下記にご紹介します。
var bd = new BitmapData( image );
var bitmap = new Bitmap( bd );
stage.addChild( bitmap );
stage.addEventListener( "enterFrame", function(){
bitmap.x += 20;
bitmap.y += 5;
if( bitmap.x > 640 ) bitmap.x = -bitmap.width;
if( bitmap.y > 640 ) bitmap.y = -bitmap.height;
} );
海外の開発環境だと英語ドキュメントの解読に結構苦戦したりしますが、国産の開発環境となりますので日本語のドキュメントが充実!
まだ開発中ではありますが、HerlockJSドキュメントも公開しておりますので、ぜひご覧ください。
以上が基本的な特徴となります。ほかにもありますが、詳細は「Helrock」サイトをチェックして頂けるとっ!
すでに「PhoneGap」「Titanium」など多数リリースされていますが、今までのものより「簡単」かつ「高性能」なクロスプラットフォーム開発環境!を目指して鋭意開発中ですのでご期待ください!
そんな「Herlock」はクローズドベータ版を8月上旬に公開予定です。それに向けて、クローズドベータ版の利用事前登録を開始しております。
無料でご利用が可能ですので、少しでも興味を持たれた方はぜひご登録いただき「Herlock」をお試しいただけると幸いです!
また、FacebookやTwitterでも開発状況や新しい情報を配信しておりますのでこちらもチェックしてみてください!
FB:https://www.facebook.com/herlock.do
Twitter:@herlock_do