制作の依頼のときに困るのは、漠然としすぎているときです。内容が具体的になればなるほど、お得になります。
ディレクションをしていると、持ち込まれる制作内容は、たいてい漠然としています。
クライアントのニーズと予算を聞いて、最適かつ実現可能なコンテンツ像を具体的に描いてゆくのが、ディレクターの仕事でもあるのでいたし方ありません。
クライアントとの仕様の詰めも終わり、実際に制作を始めるときには、スケジュールも予算も明確になっているハズです。
なぜなら、仕様が決まったと言うことは、下記のことも含まれるハズですから。
1)作るものが決まった
2)必要な技術が決まった
3)制作のワークフローも大筋決まる>スケジュールは分かる
参考エントリー「スケジュールは逆算で」
ならば、技術者に制作を依頼するときは、予算と日程もきちんと提示しましょう。下手に少なくいったり、大風呂敷を拡げたりしては駄目です。事実をきちんと示しましょう。
修正が予想される回数なども合わせて言うと良いでしょう。
一番困るのは、「いいようにやってください」とか漠然とした言い方です。
相手は、下記のような点で受けるかどうかを検討しているはずです。
1)受託したときには何日か?
2)前後の拘束期間はどれくらい見ておくのが無難か?
3)実制作以外の面倒ごとがどれくらいあるのか?
4)受託して見合う金額か?
不安材料があればあるほど、「保険」を掛けたくなるものです。
逆に、「保険」の必要がないようにクリアにしておけば、本来の作業内容に即した価格になるものです。