それは切抜きから始まった」のときは、経験のある..." />
初めてCD-ROM制作をするとはいえ、みんなが素人では作れません。「それは切抜きから始まった」のときは、経験のあるM社にオーサリングと画像制作をしてもらうことになりました。
つまり、まったく知識がない我々が、経験のある方がたへ制作の指示をすることになったのです。
でも、どうやって?????
「仕様書をください」と言われれば、「仕様書ってなんですか?」と答える、私。(大汗)
使い方を聞いてもその後の制作行程が思い浮かばないのでなかなか理解できないの。終いに私が言葉で「この画面はこうしてほしいの」と説明すると、相手が「その場合はこう書くんだよ」と実際に書きながら説明してくれました。(多謝)
そのお陰で、いまは立派(!?)に一人でも仕様書を書けるようになりました。
けれども、そのころの癖でしょうか。
私の中での仕様書とは、商品を完成させるためのモノであり、制作チームが出来上がりの共通イメージを持つためのものです。なのでオーサリングに入ってしまえば、仕様書を更新する必要もないと思っています。
実際には、完成品の仕様を説明するのも仕様書と呼ぶものなんですよね。
商品を作るための書類と、出来上がった商品の機能を示す書類と同じ名前と言うのがどうも釈然としませんな。
SIHOゼミでいう「仕様書」とは、商品を作るためのものを指します。なので、仕様書が「完成」することはありません。完成するのは商品であり、仕様書である必要はないからです。