D養成講座-実地編- [Edit]

実際のディレクターの作業内容。ディレクターの役割に付け加えるもの。

演出を練ること
基礎設計が出来たところで、演出。つまり遊びどころを加えてよりコンテンツの舞台設計を味わい深いものに膨らませる。
コンテンツの舞台設計が出来たら物語。デジタルコンテンツでは起承転結は無いように作るべきなので、つながりでは無く全体を通したときにメッセージが浮かび上がるようにバランスを調整。

発注するとき、必要書類
発注には専門家ができるだけ悩まずに制作できるように必要な書類のみを厳選して用意する。
a.原画
 舞台設計案。キャラクターの性格設定。参考画像。
b.インターフェイス
 画面遷移。シーンごとに画面内の機能。演出ポイント。ラフ画。参考画像。
c.シナリオ
 全体のテーマ。段落ごとのテーマ。各原稿の落としどころ。書き起こすための資料。
d.挿し絵
 参考画像。ラフコンテ。
e.アニメーション
 コンテ。色づけした原画。アニメプラン。
f.サウンド
 インターフェイス。シーンごとのサウンドイメージ。SEやジングルの有無。必要秒数。
g.オーサリング
 全素材。関連がわかるIDで管理されたストーリーブック。未確定箇所リスト。

関連して制作する物など
a.exeやCD-ROMアイコン
 CD-ROMコンテンツやソフトウェアでも必要。アイコンの作りにもノウハウがある。シリーズ展開を考えるならこのアイコン作りはより重要度が高くなる。
b.ブックレットやチラシなど紙媒体
 パッケージにするときなど、宣伝媒体としても必要。コンテンツはRGBで制作されるので、紙媒体にはCMYKへの変換が必要だが、ここは目で見て直さないといけないので、慣れるまでは時間がかかるもの。紙を扱い慣れていないデザイナーさんの時にはスケジュールには余裕を持って。
c.展示のキャッチパネル
 これもデザイナーのシゴトだが、ここまで大きな制作はなかなか無いので、モニター上で見ているのと実際では大きくイメージがかわる。デザイナーのイメージを実際に近付けるためにも、実寸の紙に印刷して遠目で眺めて引き出すべきインパクトを指導してね。
d.コマーシャルビデオ
 これも宣伝材料の一つ。最近はCaptivateがあるのですこし便利になったかも。

コメント

この記事へのコメント

  1. 1.hinakamo(2004年12月18日 14:10)

    >発注するとき、必要書類
    スケジュール表。

  2. 2.SIHO(2004年12月19日 18:15)

    おっと。それ大事。とても大事。
    あと、仕様書も必須でつけます。それ以外のそれぞれにあわせて用意するヤツです。

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