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2005.05.14 ページ2
 demo1「はじめの一歩のアクションスクリプト」 講師:野中文雄氏
 demo2「まるっと見せます! デビュー25年の奥義」 講師:A.e.Suck氏
 企業demo「CaptivateでFlashの入門書を作ったよ」 講師:SIHO(有限会社ビバマンボ)氏
 「自作アニメ自慢」:AYAさん / さくらぎけいさん / 深田典秀(アイ・プレックス)さん / 森脇裕也さん
 司会:サブリン氏

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まるっと見せます! デビュー25年の奥義


講師:A.e.Suck氏講師:A.e.Suck氏

セミナーアンケートでも常に要望の多いA.e.Suck師匠。
熟練の作画テクニックを今回も実演でご紹介いただきました。

原画と中割

最初に、原画(基本となる絵)を描き、次に中割(原画と原画の間動き)を描くのが基本になります。中割をフレームに均等に描いていくのではなく、前半に詰めてやることで加速度がつきメリハリのある動きになります。原画1→原画2→原画1となるようなループするアニメの場合、行きは中割2枚帰りは中割1枚にしてたり(左図)、行きと帰りで原画と中割の間隔を変化(右図)させたりします。

 

原画1枚から中割を描く

通常、原画と原画の間の動きを補い中割を描いていきますが、一枚の原画から中割を描いていく場合もあります。
水面に映る影の場合、奥から手前に動いていきますのでこの方向性を出す為には中割は最低2枚必要になります。

原画を描いたら、オニオンスキンをONにして2枚目にあたる中割を描きます。
凹凸の変化と画面手前の消えていく箇所を意識しながら
この2枚目の中割を原画として1枚目の中割を描きます。





左図をクリックするとサンプルをご覧いただけます。

紙吹雪

まず紙吹雪がクルクルと回転するアニメのグラフィックシンボルを作ります。
原画1に対して原画2は裏返った状態です。
原画1→原画2は中割3枚
原画2→原画1は中割2枚で作成することで
均等に回るのではなくスピードに強弱をつけます。

ラインの状態で再生して動作をチェックをします。
常に回転し続けるのではなくときどき回転しているようにする為フレームを伸ばして回転してない箇所を作りました。

動作に問題がなかったら色塗りをします。後で色んな色の紙吹雪にする為にここでは表を白、裏をグレーで塗っておきます。
※白で塗る場合塗り忘れが出やすいので背景色をつけて確認しましょう。

次に紙が舞い落ちるアニメのグラフィックシンボルを作ります。
ガイドレイヤーに落ちていく軌跡のラインを描き、“回転する紙”のシンボルをガイドにあわせてトゥイーンさせます。




最後に沢山の紙吹雪が舞い落ちるアニメを作ります。
“紙が舞い落ちる”シンボルをステージに複数配置しますが、このままでは同じタイミングで同じ動きをしてしまうのでプロパティパネルで開始フレームをずらしておきます。
また、奥行きをつけるため拡大したものも配置します。
最後にプロパティパネルでカラー着色でそれぞれに色をつけます。



左図をクリックするとサンプルをご覧いただけます。

手のふり

手を振る場合、腕から手まで固定されたまま動かしていると不自然に力の入った動きになってしまいます。まず、腕が動きに手がちょっと遅れて動くといったように手の動きを残してやることで自然なアニメーションになります。

手首の角度が違うフレームを持ったシンボルを作成しトゥイーンで左右に動かします。
ここで、左へ動くときと右に動くときにそれぞれ手首の角度が違うものになるようプロパティパネルでシングルフレームと設定し、開始フレームを調整します。



左図をクリックするとサンプルをご覧いただけます。

なびき

原画1に基本となる絵を描いたら原画2には原画1をコピーして上下反転します。
表示をオニオンスキンにしてうねりのボリュームが伝わっていくように中割を描いていきます。今回、中割は4枚使用しています。



左図をクリックするとサンプルをご覧いただけます。

当日のデモ資料は こちらからダウンロードできます。
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