「Adobe Flash Professional Toolkit for CreateJS は、オープンソースの CreateJS JavaScript ライブラリを使用した HTML5 プロジェクト用にアセットを作成する Flash Professional CS6 の拡張機能です」(Flash Professionalヘルプ「CS6 の新機能」)。無償拡張機能として、Flash Professional CS6とは別にインストールします。そのインストール方法から、基本的な操作、さらにもう少し具体的な機能や用途について解説記事が公開されつつあります。そのいくつかをご紹介します。
[Toolkit for CreateJS]をインストールして、とにかく使ってみたいという方は、まずつぎの解説記事からお読みになるとよいでしょう。インストールから始まり、使用方法、さらに出力される各種ファイルの簡単な説明までされています。
どのような使い勝手で何をするものなのかイメージがつかみたいという場合は、パネルの操作と出力結果がビデオで観られます(英語で日本語字幕)。
実際のコンテンツ制作でどのように使うのか、あるいはデザインと開発とのワークフローにどう役立つのか知りたいときには、CreateJS Suite開発者のGrant Skinner氏による解説を読まれるとよいでしょう。
[Toolkit for CreateJS]の開発意図としては、デザイン側でFlash Professional CS6でHTML5用のアセット(パーツ)をつくって書出し、CreateJSのライブラリを使って開発側が仕上げるという流れのようです[*1]。なお、つぎのビデオは英語(字幕なし)ですが、上記Grant Skinner氏の解説にもとづいた紹介になっているので、合わせてご覧になるとイメージしやすいでしょう。
[Toolkit for CreateJS]はFlashコンテンツを丸ごとHTML5に変換しようとするものではなく、Flashオーサリング環境でHTML5に対応したパーツが制作できるようにするためツールという位置づけのようです。その場合にも、どのような機能がどこまで使えるのか、また処理の速さや容量も気になります。
つぎの記事ではGrant Skinner氏が、[Toolkit for CreateJS]の現在対応してる機能や問題点について、今後の予定にも触れながら解説しています。
また、4月26日配信のADC OnAirでは、池田泰延氏が[Toolkit for CreateJS]の基本的な操作と出力結果について実演されています'(00:46:00あたりより)。
[*1] akihiro kamijo「Flash Professional Toolkit for CreateJS の発表」もそのようなワークフローを想定されています。