パッケージの制作 [Edit]

CD-ROM制作のときは、ブックレットやバックジャケットなど紙ものの制作も必要です。デザインは、本コンテンツにあわせたものでも良いし、もう少し発展させた感じでもいいと思います。

ただし、コンテンツのインターフェイスはRGBで、紙ものはCMYKです。色はどうしても変わってしまうので、デザインの前に目で調節してから制作しましょう。

さて、CD-ROMのときは、次の3つのデザインが必要です。
1)ブックレット
2)バックジャケット
3)CD-ROM盤面

■1:それぞれに含める文章やアイコン、画面キャプチャーなどを用意します。
文章:CD-ROMの起動と終了、コンテンツの使い方、コンテンツの概要説明やボタン説明などなど。

画面キャプチャー:インターフェイス上にテキストや、挿絵、キャラクターが配置されている完成に近いものが必要です。

■2:文章とダミーのキャプチャ画面で、デザインに取り掛かります。
QuickTimeアイコンなどを含める時には、仕様を確認しつつ、デザインに含めます。

■3:クライアントチェックと最終の画面キャプチャーが揃ったら、入稿データ制作。
いくつかのデザイン案ができたら、アイコンや他の宣伝材料と一緒にクライアントにチェックしてもらいます。
その返事が来る頃には、オーサリングのアルファ版があがるように調整します。
ここで、前もって渡していたダミーのキャプチャ画像を実際のものに差し替えます。
実データもクライアントからの回答もそろいましたので、デザインのブラッシュアップと、印刷入稿用のデータの作成に移ります。

■4:印刷データを入稿して1週間もすると、色校です。
にじみ・かすれ・ごみの箇所を赤ペンでチェック後、翌日に印刷会社へ戻します。
あまりににじみやかすれが多いときには、もう一度色校で確認することもあります。大抵は1度の色校で印刷工程に入ります。

■5:印刷が済むと、CD-ROMのプレス工場へ直送してもらいます。

盤面のデザインは一緒に行いますが、データの入稿先は印刷会社ではなく、プレス工場になります。GMを入れる1週間前には、盤面のデザインデータを渡しておきます。

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