ナレーションの録音は、声優さんのギャランティとスタジオ代がかかるので、なるべく1度で済ませたいものですよね。
そのためには、きちんと最終稿になってから、当日も全身を耳にして録音ミスなく終えることが大切です。
あらかじめ、声優さんのスケジュールとレコーディングスタジオの空きを確認します。日程が確定したら、それまで最終原稿をあげられるように万難を排して頑張ります。
●前日
最終稿を声優さんが所属するプロダクションにFaxします。
注意1:原稿はフリガナを書き込みできるように、行間をあけたもの。
注意2:専門用語や英語の商品名には、必ずフリガナを振る。
●当日
スタジオのエンジニアさんへ
1.最終稿を渡し、どのタイミングでデータを区切るかを確認する。
→1台詞を1ファイル?1章を1ファイル、マーカーは台詞単位で?など
2.保存データ形式(wav or aiff)や、マーカー名の指示など
声優さんへ
3.声の演出を指示
→プロダクトぽく?コンパニオンぽく?ムーディーに?
録音が始まったら
4.読み間違え、発音違い、声あれ、語句変更などの確認しつつ聞く
→あれば、リテイクを指示する
→その場で判断できない語句のゆれがある場合は、数テイクを録音しておくと安心。
●後日
録音データを、CD-Rに焼いてもらう。
どうしてもナレーションの修正が発生したときは、WaveLabなどを使ってつぎはぎ編集します。
WaveLabはマルチトラック編集ができるので、2-3トラックを使ってフェードイン&フェードアウトでつなぎ目を重ねるようにするとうまく繋がります。