使用シーンから機能を決める [Edit]

ストレス軽減と一概に言っても、媒体によっても対象とするユーザーによってもさまざま。

たとえば、科学館での展示物とWebコンテンツではインターフェイスの設計はまるで変わってきます。
■科学館
 閲覧機の特徴:タッチパネル
 対象ユーザー:小学生からご年配までの広いターゲット
 閲覧環境:立ち見かつ対画面プラズマディスプレーによる投影
■Webコンテンツ
 閲覧機の特徴:OSも機種も限定のないパーソナルコンピュータ全般
 対象ユーザー:コンテンツテーマに興味を持つ世代
 閲覧環境:たいてい座って。たいていは、机上のモニター

タッチパネルだと、ロールオーバーがないので、ボタンであることを強調するデザインにしないと、押してもらえません。
デジタルコンテンツも環境によって注意すべき点が大きく変化します。
媒体や環境は最初にきちんと確認し、その上で対象を想定してゆくことが必要です。
ここを間違うとせっかくのコンテンツも力量を発揮できないままになってしまいます。

さて、逆に言うと、媒体や環境は途中で変わってはいけないものです。
コンテンツの設計の根幹を成すものですので、変更が加わるさいには、最初から作り直すくらいの意気込みで臨みましょう。

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