人には「得手・不得手」と言うものがあるわけで、要は、不得手な制作のときにどうするか?なんですが……。
(1)断る
(2)受ける
という、選択肢がありますね。(1)は検討することも無いので良いのですが、(2)のときは、さらに2つの方法があります。
(3)自分で頑張る
(4)出来る人に依頼する
で、私なら、(4)を選びます。
他に出来る人がいない、もしくは時間も予算もたっぷりあるときは、(3)の自分で頑張るを選びます。
慣れた人がやるほうが確実だし早いし、結局は安上がりなのですよね。
その様子を観察していて、「自分でも出来そうかも!」と思えば勉強して次回からは(3)自分で頑張る、にすれば良いわけです。
まったく経験が無い状態で、苦手なことに手を出すとあとで痛い目にあいます。経験豊かな方の制作を観察できる方がのちのち有効です。
それで、経験豊かな方はどこにいるか?ですが、これは自分の足で探しましょう。
私は、いろいろなセミナーに出かけては、名刺を交換するなどして蜘蛛の糸を拡げてゆきました。最初は、細い糸でも何度も顔をあわせるごとに、糸は太くなってゆくものです。
この記事へのコメント
●1.ぶーくん(2005年08月15日 11:44)
SIHOさん、こんにちは。いつも楽しみにしています。
この記事は「あー」って思いました。自分は(3)でよく失敗したり、結果納品できるんですがすごい消耗してしまう事があります。僕みたいな個人事業でやってるひとなど特に多いのかもしれませんが、自分一人でなんでもやろうとがんばってしまうと、そのがんばりが(3)に向かわせてしまうかな?と思います。特にまじめな人だと(自分でいうのもなんですが)
営業的、あるいはプロデューサ的な考え方を身につけてはじめて(4)の考え方を積極的に取り入れる事ができるのかな?と僕自身はおもっています(僕自身が考え方をかえるきっかけはそこでした。)
「自分がやらないと、自分の仕事ではない」「挑戦しない自分は怠慢への第一歩」みたいな考え方が、制作の方には多いのではないかな?と思うのですが、いかがでしょうか
自分は今、ちょうどつながりを探しはじめてところです。
●2.SIHO(2005年08月15日 14:18)
確かに、まじめな人ほど「頑張ろう!」とするように思います。でね、まじめなひとは頑張りすぎちゃうように思います。とくに、ひとりで堪えている人が多いように感じます。
仕事はハッピーにしたいじゃないですか。終わったときに消耗していては、感動も薄れちゃうかなと思うわけです。
私、頑張り方には、(1)予習して本番に頑張る、(2)復習して次は頑張る、という2通りがあってもいいと思うの。
なので、自分への手綱(?)をもう少し緩やかしてあげてもいいんじゃないかなぁと思うのです。
●3.ぶーくん(2005年08月15日 23:16)
SIHOさん、レスありがとうございます。
そうですね「ひとりで堪えている」はまさにその通りだと思います。まずは自分でいっぱいいっぱいまで仕事をかかえてしまう「癖」が確かにありますね。自分自身のそういう「癖」で自分自身を苦しめてしまう。そして余裕がなくなって一気に他人に「がおーーーー」みたいのはあるかもしれませんね。まあ「がおーーー」とお客にいったら仕事でなくなるのですが(笑)。
「自分一人」でなくて「自分も作業者の一人」と考ることが大事なのかもしれませんね。
「自分も作業者の一人」っていう前提なら、「苦手だからあの人に相談」とか「それでも駄目なら断ろう」など、判断にある程度段階が生まれますよね。
それが「自分一人」のままだと、判断が「やるか、やらないか」という極論になってしまいます。そうなると余裕もなくなり、結果まじめに仕事を引き受けて苦しむ、という繰り返しになるのかもしれません。
結局は「作業者としての自分」「ディレクター(監督)としての自分」の二面を持ち合わせてあげることで、より選択肢のある仕事の受け方、やりくりが生まれてくるのでしょうね。
>頑張り方には、(1)予習して本番に頑張る、(2)復習して次は頑張る
>仕事はハッピーにしたいじゃないですか。終わったときに消耗していては、感動も薄れちゃうかなと思う。
この部分は同感&改めて目から鱗でした。
「ハッピー」ってのはすごーーーーく重要な要素ですよね。それがいつのまにか「苦行」みたくなってきて、休みもなくなって…となると本来の「ハッピー」から遠く離れてしまうんですよね。
「自分にきちんとご褒美をあげる」ことや「休日はきちんと遊ぶ」ことって、すっっっごく大事だと改めて思います。スケジュールをやりくりして計画をたてて仕事をしっかりして、旅行に行ったり遊んだりする「メリハリ」ってすごく大事だと思います。それができるようになると「忙しいけど楽しい」になってくるし。
ちょっと長くなってしまってごめんなさい。