目指すのは、できは悪いかもしれないけど「教え甲斐のある生徒」です。
「世界一受けたい授業」ってテレビ番組があります。あれって、大人でも楽しい。子供でも、とっても楽しい。
同じように知らないことがわかるようになることは、とっても楽しい事なんですよね。教科書に載っている題材って苦手意識が先走っちゃうけど、「実は面白い!」ってことも多いと思うんです。
ここ10年くらい理科ものを作ってきました。そんな私の得意分野は、国文です。
理科系には縁がありませんから、ある意味ではいいユーザーとも言えます。私が、わかるように作ればいいのですから。
たいてい、構成案ができるまでの一月は勉強に費やされます。テーマをもとに教科書や参考書と首っ引きです。Googleができてからは検索も楽になりましたし、ネットで探せば答えが手に入るようになりました。
また、第一線の研究者にいくらでも質問できるという幸運もそうそう手に入るものでもありません。とはいえ「教えて君」では、いくら監修であっても嫌がられます。
質問の際は、「ここまで学習したけどここがわからない」と習熟度と疑問点を明確にするように心がけました。
さらに、監修は仕事の傍ら善意で就いてくれていることが多いので、手間をかけさせないように、「参考資料の教示」や「どの分野を勉強すればよいか」などを教えてもらうようにしました。
把握するのに苦労したことほど、後になると自慢ですよねー。
太陽で起こっているヘリウムの科学変化や、水星探査機が水星に到るまでの軌道を加速&減速の感じまでアニメで再現したものは、いまだに思い出深いもの。