素材は固有のIDで管理する [Edit]

最初に考えたプランって、制作の進行とともに必ずと言って良いほど順番が変わります。

素材を作成する前に、コンテンツとしての表示する順番とは別に、必ず固有のIDを発行します。画像などの素材のファイル名は、コンテンツの順番に関わらない固有のものにします。

例えば、ライターさんとグラフィッカーさんは別々に制作を進めますよね?
初稿時は互いに順番通りになっていても、2稿、3稿と進むにつれて、文章
を削ったり途中に追加したりと言うことが起きます。

表示の順番とファイル名を同じにしていると、その都度画像ファイル名を変更しないと整合性がとれなくなってしまいます。けれど、その都度変更することは、煩雑なため人的なミスを引き起こし易くなります。
固有のIIDで管理すれば、手間のかかるだけの煩雑でミスの多い制作から抜け出せます。

ポイントは次の2つ。
1.作る順番で固有のIDを発行する
2.コンテンツとして表示する順番で別に番号をつける

さらに社外のスタッフとやり取りでも大きな利点があります。
固有IDで管理しないときの電話など:
 「何章の00コマ目のswfの…」という指摘になりがち。
 お互いに新旧で違うデータを見ながら話す恐れもあり、間違いのもと。
固有IDで管理したときの電話など:
 「fb00123456.swfの…」とファイル名を用いた指摘ができる。
 間違いの恐れを最小限にできるうえ、修正もとてもスムーズです。

私は、固有IDを発行し管理するツールにFileMakerというデータベースソフトを用いています。これは、カード型のデータベースなので、あとで順番を並べ替えるのが簡単なのです。さらに、対応の素材ファイルが豊富なため、オーサリングする前にデータベースの画面上でテキストとアニメーションや動画などの画像も同時に表示できます。
私の行う制作ではオーサリングに入る前に、テキストと画像を並べて表示できるhtmlページをデータベースから生成することで、監修などの事前チェックを行います。オーサリングに入ってからの修正は、手間がかかるしミスも起き易いですものね。
おっと。つい、力説してしまいました。

FileMakerを使わずとも、固有IDを発行して管理することでのメリットは変わりませんので、エクセルなど使い慣れているツールで試してみてください。

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