幸いにもいつも私の近くには、指導してくれるプロフェッショナルな方の存在がありました。
駆け出し制作者のころに心掛けていたのは、一度で覚えられるようにすること。そして、少しでもみなさんの役に立てるようにということでした。
だって、なにも知らない私に、親切に丁寧に教えてくださる方々だったので、「少しでも喜んでもらえると嬉しい」とそればかりを考えていました。
会社にはデザイナーと作曲家と、それ以外の仕事をする私。
外部のスタッフさんも、それぞれ専門があります。
なので、いつも私の仕事は、「その他全部」
私以外はみんなプロフェッショナルでした。
必然的に私の役目は、雑用係です。
でも、悲観していたわけでは全くなくて、むしろ「ラッキー!」と思っていました。だって…、私が近くに居たたったひとりのプロ以外の人だったから、どんなに無知でも親切に教えてもらえていたんだもん。
ただひとつ……、
職業を聞かれて「雑用」っていうのも何だし、
制作の打ち合わせで「事務」ていうのも場違いで困りましたが……。
#ご連絡:7/17-7/30まで連載をお休みします。7/31から再開します。