アンテナを伸ばしたまま半年もすると、次の半年が漠然とでも見えてくる気がします。
19才の夏の入社試験のとき、「商品開発に必要なものは?」と聞かれました。私は、「一般性と、0.5歩先を見つめる目」と答えました。
「一般性」とは、売れるものを作るには、奇抜である必要は無く、買う人の気持ちに立って、自分が欲しいと思う商品を作ればいいと思ったからです。
そして「0.5歩先を見つめる目」とは、発売時期に適した商品に仕上げる視点が必要だと感じたからです。今もその考えは変わりません。
商品を作るには制作時間が必要です。世に出る時期を予想してより適切な演出なり営業策なりを練っておいて決して損はありません。
たとえば、11月に商品を企画して、3月に商品を発売するとします。企画中は冬ですね。かといって、ついついキャラクターの衣装などを暖色にしては、発売時の販促物に暑苦しいキャラクターが掲載されてしまうことになります。
やはり、発売や公開時に注目を集めるようにしたいものです。商品ならば発売時の初速が、その後の追加発注にも大きく影響が出ますし。
商品企画の際に、制作のスケジュールを大まかでも立てて、発売時期を念頭にコンテンツの演出プランを練るとよりよい商品に仕上げられるような気がします。
とはいえ、ヒット商品にはまだ出会えてません。
うーん。何が、まだ足りないんだろう?