「限界を決めるのは自分。それを超えるのも自分次第」とは、私が退職する際、上司に言われた言葉です。
私が限界を感じていたかというとそうではなく、「ここまででいいや」という気持ちだったように思います。先に線を引いておいて、ここで打ち止めとでも言うようにあらかじめ決めていたように思います。
後輩を見ていると、その中にあのころの私と同じように自分で決めた枠内で制作や作業をしている、そんな感じを受けることがあります。
「海馬」によれば脳の回路の使われ方には年代ごとに特徴があるそうです。とすると、20代の思考では、枠を決めてから実行する方法を取りがちなのでしょうか?
制作には限界はつきものだけど、自分に対しては限界って決めたくは無いもの。「この辺かな?」という考えが浮かんだときは、別の方法が本当に無いのか、しばらく棚に上げ違う視点から眺めてみるといいかもしれません。
だって……。柔軟な発想と体力があり余っているハズの20代に、思考がブレーキをかけるって何か勿体無いような気がしませんか?
30代でもやっぱり嫌ですもん。