発言力とスタンスの関係 [Edit]

役柄を演じるのは、俳優という職業の人だけではありません。その場の状況にあわせて、人それぞれが役割を演じているように思います。司会は誰なのか?主人公は誰なのか?主な配役がわかれば、自分の役割も見えてきます。

ところで、私はどちらかというと発言力が強いようです。悩みながら発言しているときでさえ、説得力があるように聞こえるそうです。これは、実は厄介なことです。
たとえば、「正しい・間違っている」という判断をしかねるとき、発言力の強い人の意見のほうが通りやすくなります。

自分の専門分野であるときは、発言を惜しむ必要はありません。けれども、少しでも不確定要素のある考えだったり、自分の専門分野から離れているテーマだったりするときには、発言すべきか静観すべきかを秤にかけないと、誤った結論に結びつく一因になります。

自分の役割が主人公でないときは、断定的な言い方を避けて、「~と思うのですけれど」とか「~かもれない」などの言い回しで発言力を弱めることも必要だと感じています。

状況によって配役は決まります。時にはリーダーかもしれないし、時にはエキストラかもしれません。けれども、エキストラが主役を食うようなミスキャストにならないように気を配ると、日常のドラマもうまく進行するような気がします。

あなたの、空気を読むコツはなんですか?

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