ミスの無いように努力するのは、大切なこと。ミスを見つけても対応できるように前もって準備しておくことも、同じくらい大切なこと。
新人営業マンになった年の初めての年末はとても忙しいものでした。クリスマス商戦のあと、年内出荷、初荷の手配、そして正月商戦と続きます。そんなドタバタのさなかに作ったクリスマス向けのチラシを見ると、電話番号が間違っていました。気付いたのは刷り上がったとき。私のいまでも忘れられない大失敗の一つです。
そのときの教訓です。一人でチェックしている限りは、どんなに気をつけてもケアレスミスを「0(ゼロ)」にすることはできないと思います。何度もチェックしていると、新鮮みを失うため、見落としが出易くなるような気がしています。また、同じ人間のチェックは、視点が一緒なので同じ箇所を見落としがちですよね。
一人だと必ず起きるミスだとしても、多くの人の視点でチェックすれば、見落としも軽減できると思います。いまも、コンシューマー向けの商品を発売するときは、必ず動作検証を専門に行っている会社に1-2度は検証を依頼します。それ以外のときは、クライアントもスタッフも無しで関係者みんなで見ます。
ミスの軽減こそは、人海戦術の出番と思っています。
あなたのミスを減らすコツはなんですか?
この記事へのコメント
●1.徳久達彦(2005年06月28日 02:48)
SIHOゼミ快調ですね。楽しみに読んでます。
さて、チェックに関してですが、納品までにカンプやらテストアップやらそれを修正した後やら何度も同じものをチェックすることになります。
そこで、誰かにチェックを頼む場合はその時に応じたチェックのポイントを具体的に言うようにしてます。
「文字校正をしてほしい」「リンクチェックをしてほしい」「どのOSのどのブラウザのどのバージョンでの動作チェックをしてほしい」とか。
「チェックをしてくれ」とだけ頼むと人によってチェックする箇所が違って本当にチェックしてほしい箇所をチェックしてないままになってしまう可能性があるからです。また、しなくてもいい箇所をチェックするのは無駄に気力と時間を減らすだけなので。