頑張りすぎないこと [Edit]

常に80%の力を維持すること。その20%の余力は、突然のトラブルに対応できる力になります。

ディレクションは制作現場の親分です。なのでいろいろ相談されたり、トラブルに振り回されたりします。けど、100%まで頑張ると、そこにもうひとつ予想していない事態が勃発すると対応しきれなくなります。張り詰めている糸が簡単に切れるのと同じことです。

常に余力を残して置くことにより、至急の判断が要求される事態が起きても弾力を持って対応できます。その勃発したトラブルも瞬発力を必要とする段階を越えたら、またいつもの20%のゆとりを取り戻すように自分のお仕事を調整します。
そうやって、常にゆとりをもちつつお仕事すると慌てず騒がず冷静沈着で居られるような気がします。
船長がパニックに陥ってしまったら、乗組員はどうしてよいのか分からず、広い海原に取り残された状況を憂い、不安な目で船長を眺めることになるでしょう。もっと悪いことに、パニックが伝播しないとも限りません。船長は、冷静で頼りになる人でなければ。

ところで、いくら「ゆとりが大事」といっても、80%より下回るとたんなる「だらけ」になるのでそれはオススメできません。「だらけ」ながら制作するコンテンツは決して良いものになりません。

「だらけないけど頑張りすぎない」このバランスです。
だらけないためには、自分を真摯に見つめる目が必要です。
けど、頑張りすぎないためには、どうしたら良いでしょう?

スケジュールをしっかり立てること。そして手伝ってくれる仲間、上司や部下や友人を増やしておくのが最短距離ではないでしょうか?
つまり、人手があればことが済むときに、自分がその人手のひとりとして必死になっちゃイケナイのです。親でも何でも周りの人に助けてもらい、少しでもゆとりを確保するようにするのです。ひとに弱みを見せることを怖がってはいけません。

船長は「冷静で頼りになるけど、たまに泣き言を言う」。人間味があって実にいいじゃないですか。

コメント

この記事へのコメント

  1. 1.yoko(2006年07月15日 16:28)

    そうですね!

  2. 2.yoko(2006年07月15日 16:30)

    みんなで考えよう!

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