私が手掛けたものは多寡はあれども「教育モノ」にひとまとめできる。その中のワンシーンとしてゲームもあった。けど、「教育モノ」であることには変わり無い。なので、今回は少し限定したお話です。
2■教育モノの対象とは?
デジタルに関わらず、教育モノを作るときに最大限配慮しなければならないのは「誰が」「どう言う環境」で見るものであるか。「誰が」から文字の色、サイズ、使用できる漢字の範囲などが絞り込まれる。さらに、障害も検討すべきである。内容から諦めることはあっても、意識しないで制作してはならないと考えている。
「どう言う環境」からは、ユーザーの心的状況から演出を検討したい。例えば、科学館でみるのか?自宅で寛いでいるときなのか?前者ならば、引き止めるための「魅力」が必要だが、後者で同様の演出をすると「煩わしい」と映るだろう。