ディレクション時には仕様書は必須なのですが、これをFlashでつくるととても便利です。
もとはQuark XPresやIllustratorを使っていたのですが、どうも使いにくい。
仕様書は頻繁に修正するため、さくさくっと絵を書いたり、テキストを書いたり、一括で印刷できたりのが嬉しいわけ。
思いつきでFlashを試してみたら、とても仕様書向きであることが判明。
ページを振るのも、ひとつシンボルを用意しておけば良い。コンテンツごとにヘッダーのイメージを変えるのもシンボルの編集で一括に変更できしゃうし。
なにより、(落書きに近くても)○や□で「このボタンはこの辺で…すると、キャラはこのくらいの大きさになって…」て感じで画面仕様も考えながら組むことができちゃう。
これひとつで完結しちゃうFlashはデジタルコンテンツの仕様書にとってもオススメなのだ。
(でも、仕様書かく人って、あんまりいないのかな?)
ついでに、私の仕様書の基本構成を。↓こんな感じ。
1.表紙
2.目次
3.画面遷移
4.コンテンツ概要
5.コンセプト
6.演出概要(舞台設計、基本構成、基本機能、特色、表現、その他演出)
7.シーンごとの画面構成、シーンの内容
<シーン分繰り返し>
8.スタッフ一覧
この記事へのコメント
●1.hinakamo(2003年10月29日 09:24)
hinakamoです。なんだか仕様書の書き方はいつも悩んでるので勉強になります。
仕様書というと幅広くなるのですが、画面関係に限ると、お客様と要件定義をかけてる段階では、紙芝居程度で特に取り決めも無く自由にまとめています。
ちなみに、基本設計段階以降は設計書の"表紙"と"目次"の間に変更履歴を入れています。項目は、日付、章・節・項、タイトル、追加変更区分、内容、修正バージョン(一回納品ごとにバージョン+1.0、細かい対応による修正は+0.1)。また、図表がとりとめも無く多いときは、目次の中に図表一覧も掲載します。
# って、システム屋の設計書は地味に大量に情報のせますので。
●2.SIHO(2003年10月29日 14:14)
人の仕様書って見る機会ないから、勉強になるよねー。私は[SIHO]からのリンク先みたいな"楽しく学ぶ"ものが多いので、システム系って見たことなーい。見たーい。
あと補足でし。仕様書のほかにコンテてのもあります。これはデータベースから適宜pdfにしてまふ。
●3.kazu(2003年10月31日 11:32)
僕は先日eLerningコンテンツのムーピー作成の時、ムービーの流れを4コマ漫画のように紙で書いたものを渡されて指示だされたんですが、
使うキャラクターとかが紙の指示ではどれだかわからないことが多くて、ひどく手間がかかりました。
デイレクターに指示書もFlashでつくりましょうと言ったんですが、「あの人(指示書を書く人)はFlashができませんから」と、かたくなに断られました。
そんなに難しいことではないと思うんですがね(^^;
●4.SIHO(2003年11月02日 20:27)
やーねー。「ディレクター=監督」なんだからスタッフを邁進させるよう配慮すべきで困惑させてはだめっす。今度は「アニメーションを依頼する方法」でもネタに加えましょうかね。別に自分でFlashいぢらんでも方法はいくらでもあるですよ。
●5.え(2003年11月03日 12:49)
難しい難しくないという問題ではなく、効率の問題です。わざわざFlashで書く必要はない。元々、紙と鉛筆がわりに作られたFlashも、本物にはかないません。わしもプリプロ段階は紙のみで、Flashは使わない。そのへんにはプロとしてのこだわりがあるね。
●6.SIHO(2003年11月03日 15:35)
私もMovieや画像の発注時は手書きが多いですね。紙の指示書でも文字だけのそれでも「伝えよう」とおもって丁寧に書いたものなら受け取った側も困惑することは少ないと思う。
えさんのは特別わかりやすいけど。絵でも十分伝わるのにト書き付だしね。
●7.kazu(2003年11月03日 15:36)
>難しい難しくないという問題ではなく、効率の問題です。わざわざFlashで書く必要はない
なるほど。たしかにわざわざ書くという必要はないですね。
Flashで作って欲しいなあと今回思ったのは紙で絵を書く人ととFlashのキャラクター作る人が違う人でキャラクターが一致しないことが多かったことと、指示書の絵を書く人も、もともと絵を書いている人ではなくて、一枚一枚書いているのが大変そうだったんで、Flashでできているキャラクターを使って指示してくれたほうが良いかなと思いました。