Mac OS Xでは、サウンドレベルのコントロールが挙動不審です。
Director MXからのコントロールがうまくいかなかったので、AppleScriptからSet Volumeしてみました。マイナーバージョンごとに違う結果が出ました。また、Director MXでの不具合も重なり、OS Xでは正しいサウンドコントロールはできないです。
検証したのはOSXの 10.2、10.26、10.28。結果は以下のとおり。
加えて、Director MXではサウンドレベル「0」も「1」として返ってきてしまうので、状態をアイコンで表示しているなどのインターフェイスのときは注意が必要です。でも「1」にしようとしたときに「2」になるっていうのは回避できないので、実際はDirector MX2004&Mac OS 10.3での改善待ちになるでしょうね。
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◇OSX 10.2
set volume 0 →サウンドレベル0に
set volume 0.0546875 →サウンドレベル1.2くらいに(*1)
set volume 0.125 →サウンドレベル2に
set volume 0.25 →サウンドレベル3に
set volume 0.5 →サウンドレベル4に
set volume 1 →サウンドレベル5に
:
: <この間は段階的です>
:
set volume 7 →サウンドレベル9に
set volume 30 →サウンドレベル9のママ。つまり最大にはならない
*1びったり1にはなりませーん。これ以上きざんでも同じ値に丸められます。
◇OSX 10.2.6,10.2.8
set volume 0 →サウンドレベル 0
set volume 1 →サウンドレベル 1.9
set volume 2 → サウンドレベル5
set volume 3 →サウンドレベル 6.2
set volume 4 →サウンドレベル 7.4
set volume 5 →サウンドレベル 8.1
set volume 6 → サウンドレベル9.3
set volume 7 → サウンドレベル10
この記事へのコメント
●1.オキ(2003年11月05日 16:11)
祝・Panther発売!
ということで手元の10.3でも試してみました。
ただし10.2までは10までの刻みだったサウンドが、
10.3から100%までの%刻み仕様に変更されています。
◇OS X 10.3
set volume 0 →サウンドレベル0%
set volume 1 →サウンドレベル18%
set volume 2 →サウンドレベル23%
set volume 3 →サウンドレベル32%
set volume 4 →サウンドレベル40%
set volume 5 →サウンドレベル47%
set volume 6 →サウンドレベル54%
set volume 7 →サウンドレベル63%
...
set volume 100 →サウンドレベル63%
さらに細かくいくと、
set volume 0.24 →サウンドレベル0%
set volume 0.25 →サウンドレベル14%
set volume 6.74 →サウンドレベル58%
set volume 6.75 →サウンドレベル63%
という感じです。
なんじゃこりゃあ!
●2.オキ(2003年11月11日 23:02)
その後、OS X 10.3.1が公開されましたが、
挙動はv10.3と同様のようです。
●3.オキ(2003年12月24日 20:07)
さらにOS X v10.3.2にアップデートされましたが、
挙動は同じままです。
●4.cb(2004年04月15日 00:55)
set volume 1
OSX 10.2.8 では OS9とは少しだけ実行結果が違うのは知ってました。
10.3.3 にしたところ、無音になるのでさらにわけが分からなくなりました。
set volume 5
これでだいたい望む音量になります。ただし9%ですが。
set volume 5.2
これでも音量は同じです。
set volume 5.3
今度は少し音量が増えました。
上の報告とも違うようですね。