Flash Professional CS6から、[ライブラリ]のシンボルをスプライトシートとして書出せるようになりました。先日の7月28日土曜日に開かれたF-siteセミナーでは、その具体的なやり方が説明されました(図001)。その開催後に集めたアンケートに、疑問な点としてスプライトシートの使い方を挙げた方が数名いらっしゃいました。
図001■[ライブラリ]パネルメニューから[スプライトシートを生成]
Flash CS6からの[スプライトシートを生成]では、いくつかの[データ形式]が選べます(図002)。そして、それらのデータが使えるアプリケーションはさまざまでしょう。F-siteに関わるライブラリとしては、StarlingフレームワークとCreateJS Suite(EaselJS)があります。
図002■[スプライトシートを生成]の[データ形式]
前者については、Adobe Developer Connectionの記事「Starlingフレームワークのスプライトシートを使ったアニメーション」で解説しました(ADC OnAir第2回「Stage3Dを学ぼう!Flashで2Dコンテンツ」のUSTREAM録画01:17:30-01:33:30でも実演しました)。後者も、機会をみてご紹介したいと考えます。また、もうすぐ公開される予定のEaselJS v0.5.0には、SpriteSheetBuilderによりランタイムでスプライトシートがつくれる機能を加えるようです。
スプライトシートは、Flashでつくったシンボルのアニメーションを他のコンテンツで使うために書出すことが多いでしょう。ただStarlingでは、静止画でもスプライト シート(テクスチャアトラス)にまとめることで、描画を最適化するという使い途があります(「Starlingフレームワークで表示オブジェクトの描画を最適化する」参照)。Starlingフレームワークを使う方は要チェックです。