Flash PlayerとAIRの新3D API「Molehill」の情報とデモビデオが、Adobe Labsに掲載されました。記事の冒頭には、つぎのような紹介がされています。
「Molehill」は低水準のGPUアクセラレーション3D APIのコードネームで、Adobe Flashプラットフォームのランタイムによりさまざまなスクリーンにおいて高度な3D体験を可能にします。これらの低水準APIにより、高度な3Dや3Dエンジンの開発者はGPUハードウェアアクセラレーションを活かした高いパフォーマンスが得られます。現在、Flash Player 10.1は、Zバッファされていない数千の三角形を約30Hzで描画します。新3D APIでは、開発者は数十万のZバッファされた三角形をHD解像度のフルスクリーンにおいて約60Hzで描画することも期待できます。Flash PlayerやAIRで新3D APIを使えば、洗練された3D体験がインターネットに接続されたあらゆるコンピュータやデバイスで提供できます。
新APIによる3D機能幅は多くの開発者コミュニティで、Alternativa3DやAway3d、Flare3D、Sophie3D、Yogurt3DなどのおもなActionScript 3Dフレームワークを通して利用できるようになります。
Molehillを使った3Dコンテンツは、2011年前半に公開予定の次期Flash Playerベータ版で作成することができるそうです。