CreateJSのビルドが2015年11月26日付で改められ、12月8日にCreateJS Blog「EaselJS Version 0.8.2 released」が投稿されました。このblogの中身を、簡単にご紹介します。
CreateJSライブラリは、Flash Professionalのアップデートに合わせてバージョンを改めてきました。ただし、Flash Professional CC 2015のアプリケーションは先の11月の更新には含まれなかっため、まだパブリッシュされるEaselJSライブラリのバージョンは0.8.1のままです。新バージョンは、来年2016年初頭に「Adobe Animate CC」と名前を変えてリリースされる予定です。
今回のEaselJS 0.8.2のリリースでは、おもに細かなバグの修正とドキュメンテーションの改訂が加えられました。ひとつ大きな変更は、MovieClipクラスがEaselJSライブラリのひとつとして、コンパクト(min)版に含まれたことです(CreateJS CDN参照)。クラスをEaselJSライブラリと別に加えずに済むようになり、MovieClipクラスのコンパクト版はなくなりました。おそらく、Adobe Animate CCでは、ひとつのCreateJSライブラリ(min版)とともにコンテンツが書き出され、最大5つのライブラリをそれぞれ含めることはなくなるでしょう。
最新のライブラリはGitHubに掲げられており、CreateJS CDNから読み込むこともできます。それぞれのライブラリの詳しい改訂内容は、VERSIONS.txtに一覧で書かれています。それぞれのライブラリのバージョンはつぎのとおりです。また、各VERSIONS.txtの内容を解説したノートのリンクも添えます。
バグ報告や機能の要望については、GitHubのissueで受け付けています。また、質問については、現在StackOverflowを利用することが勧められており、Redditも始められました。なお、筆者はFacebookページ「CreateJS」を開いていますので、興味がありましたらご覧ください。