demo1「ぼく的Creativeこだわりどころ」 講師:タナカミノル
demo2「Create魂-Flashアニメ制作論-」 講師:青池良輔
demo3「クリエイター・トークセッション」 スピーカー:ゲストとF-siteのなかまたち
司会:まつむらまきお
講師:タナカミノル 広告系サイトFlashサイト制作を中心に活躍するタナカ氏に、クライアントからのニーズを超える作品を産みつづけるために大切なCreate魂を、事例を交えてご説明いただきました。 |
昨年夏のJRAキャンペーンサイトで、相武紗季さんがイメージキャラクター。 このサイト制作には実は途中から参加したとのこと。 夏・ケイバとくれば「芝生じゃん!」 チョウを飛ばして「『バタフライプロジェクト』として他の案件の中でも飛ばしてます」など、デザインをプレゼン。 実はこのチョウ使い回ししただけとのこと。 すべての理屈は後付け。自分の思考の流れをいかに相手に伝えるか、「プレゼン能力」が大切。 「みなさん、どんどんプレゼンしましょう!」とタナカ氏。 |
NISSAN Cube Blogのデジタルアイテム。ブログパーツでは当時先駆けのフローティングもの。 この企画には、他の有名イラストレーターも参加しており、「負けたくない」という思いが強かったとのこと。と、某パパさんの赤ちゃんをかかえてPCに向かう写真を見せて...「本当にいい姿だ」とタナカ氏。 |
MotorolaのケータイFOMA M702iSのサイト。
下部メニューの「OPEN VOICE」から入ると、マウスで画面を「切る」ことができ、そこからユーザーのコメント・ブログが閲覧できる。 この「切る」が気持ちいい! 司会のまつむらまきおさんも思わず「ちょっとやらせて!」 企画の元ネタは「ららぽーとLaLaLog」。 これをまんまパクルんでなく、+アルファで自分のものに。 「ミーハーでありつつ、とんがる」とタナカ氏。 クライアントを説得するには、やはり見せるしかない。 |
説明をしないで使えるインターフェイスをと考え、画面内を少し動かすと「切る」ことができるように。 実は制作が終わった時点では黒ベースだったのが、クライアントから「白に」変更! でも「結果白ベースの方がよかったかも。」とタナカ氏。 クライアントの要求を満たしたうえでもさらに模索し、無理だと思っても試行錯誤した結果、いいものができていく。といった過程を聞くことができました。 |
日立テレビ50周年ありがとうキャンペーン Wooo脳を鍛えて素敵なプレゼントを当てよう!というサイト。 クイズの答えを探しに製品訴求ページへ行く。そこでもメインのかわいいドット絵キャラクターたちが、フローティングFlashでヒントを教えてくれる。 最初のデザイン案は、脳トレのパクリ。「ここまでパクったら話題に?」とタナカ氏。もちろん修正。 |
リクナビのブログパーツ。元ネタは自作のマイミク募集中バナー。 クライアントとの初回打ち合わせで、なんと1時間ほどで中身が決定。人に伝えるコピーは大切。「いかにワンコピーにまとめられるか?」を大事にする。 コピーライターさんはワンワードで複数の意味・多様性をあらわすコピー100案とか平気で書いてくる。 「コピーのプロじゃないしすごい短文にする必要はなく、煮詰める必要はない。30文字ぐらいで。」 それを伝える=全部を伝える とタナカ氏。 いっしょにお仕事する広告代理店の方のよく言うセリフが「ぶれてます」。 だから「ぶれない」を押さえておく。 |
このサイトがアートディレクター的な仕事のきっかけとなったとのこと。 いいんだけど音楽じゃない社内デザイナーA案とターンテーブル・レコ盤でかなりつくりこんだタナカ氏のB案とがあったが、ボツに!。 だがしばらくして社長の一声...「これだよ、うちは!」奇跡が起こったとタナカ氏。 四六時中案件が頭の中をぐるぐる回って、これがだめなら死んでやる!というつもりでやったとのこと。 何か残したい。何か伝えたい。というタナカ氏の熱い思いが伝わりました。 |
去年に引き続き今年も掲載されている。 今年は肩書きを「総合格闘デザイナー」にしたとのこと。Webデザイナーがデザイナーヒエラルキーの中で低いので「自分キックだけ?ボク総合でやってます」と言いたかったからとのこと。 |
GAINER(ゲイナー)はユーザー・インタフェースやメディア・インスタレーションのための環境。 かなりはまってますとのこと。これを利用して、ペットのハムスター「ちーずまる」が回し車を回すのを感知し、Flashでハムスターが動き出す。というものを試作。 時間がなく詳細は会場で見れなかったが、彼のシェアオフィスKURUKURUに行けば見れる。 |
終了後、休憩中にすれちがった人が「熱い話聞けたー」と笑顔。ほんまにええ話聞けました。また飲みたい、いや聞きたいですね。
講師:青池良輔 Flashアニメ作家、青池良輔氏の新刊『Create魂』で語られている創作論を中心に、アニメーション制作における着想から脚本・演出、自主制作と受注制作の違いなどのお話を、事例を交えながらご紹介いただきました。 |
スピーカー:ゲストとF-siteのなかまたち まつむら氏、タナカ氏、青池氏、笠井氏、野中氏、A.e.Suck氏、サブリン氏の超豪華クリエイタ陣によるトークセッションが行われました。事前に参加者から募った質問をお題に、各々のクリエイティブスタイルに関する事や、ぶっちゃけトーク等ここでしか聞けないような話題もチラホラ……? 予定していた時間を越えて、熱く盛り上がりました。 |
恒例のじゃんけん大会は、demo2で講師を勤めて頂いた青池良輔さんのサイン本が貰えるとあって会場もヒートアップ!
青池さん、素敵なプレゼントありがとうございました!
青池さんより:
Create魂 Flashクリエイターによるオリジナルアニメ創作論 2冊
二次会は63名が参加!東方見聞録にて過去最大級の大宴会となりました!
初めての方も、常連の方もわけ隔てなく、和気藹々とFlash談義が繰り広げられたのでした。