ナビゲーションのキホン [Edit]

インターフェイスはナビゲーション部分と内容部分の2つに分けられます。このナビゲーション部分がインターフェイスの肝です。多くの人が常識と感じる誘導ができればコンテンツを観てくれる確率もいや増します。

逆に誘導できなければすばらしい内容であっても見てもらう機会をなくすでしょう。
ナビゲーションの常識を理解し制作すれば、使いやすい物になるはずです。もちろん、デザイン的な洗練には更なる鍛錬が必要になります。その段階でこの常識を逸脱する演出も当然ありです。まずは、常識を理解するところからはじめましょう。

ナビゲーション部分がわかりにくいコンテンツの代表選手を上げましょう。
1.ボタンであることがわからない
2.ボタンを押したときの動作がわからない
3.どれを押すべきかわからない
これらに陥らないようにすれば、ユーザーを正しく誘導できるよいナビゲーションだといえます。

問題1.ボタンであることがわからない
回避:出っ張り感を活用する。
人間の心理的に出っ張っているものは押したくなります。「押したい」という衝動を引き起こせれば、第一関門であるカーソルの誘導に成功するでしょう。
sumple.jpg
※出っ張っている左のほうが押したくなるよね?

問題2.ボタンを押したときの動作がわからない
回避:ロールオーバーの演出を一工夫
ボタンを押したときに何が起きるかわからないとき、人は躊躇します。スムーズに情報を提示すればユーザーは安心し自分の見たい動作を選択するでしょう。

問題3.どれを押すべきかわからない
前述の1.2.は部品単位の話です。内容量が多いコンテンツは楽しいですが、画面内での優先順位が整理されていないとごちゃごちゃしてユーザーのカーソルはうろうろしてしまうでしょう。
回避:優先順位を整理して、大きさ、アニメーション演出、彩色などを加える。
画面内の全要素の目立ち方を、読ませたい(クリックさせたい)順番にバランスを調整することで、ユーザーの視線を誘導する。
sumple2.jpg
※濃い左の方が目に付く。また、右は「今は押せないけどそのうち押せる」という印象を与えたいときに使えます。

コメント

この記事へのコメント

  1. 1.とく久(2004年08月24日 17:34)

    特にFlashを使った場合、クリックだけじゃなくてドラッグもできるし、マウスオンでプルダウンメニューが出てきたりするので操作方法がすぐわかるってのもキモですね。
    また、基本的にブラウザのバックボタンで戻れないから間違ったボタンを押した場合に前の画面に戻れるような仕組みも大切かと思います。
    あと、デザイン的な話ではないですが、ボタン名のつけ方や分類ですかね?

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