Flashで設定できるグローバルプロパティ、_qualityのHIGHとLOWでは、アンチエイリアスの有無以外にも、違いが出るようです。
下の2つの画像は、放射状の塗りを含んだムービークリップを、位置、透明度、大きさをランダムに300個配置し、それぞれ画質を低(_quality="LOW")、高(_quality="HIGH")にした時のスクリーンショットです。
(※ムービークリップは、for文を使ってmc.attachMovie()メソッドを使って配置しています。今回スクリプトは重要ではないので、割愛します。詳しく知りたい方は、ソースをご覧下さい。)
画質が低(_quality="LOW")の場合
画質が低の時は正しくレンダリングされています。しかし、swfファイルの上で右クリック→画質→高と選択し、画質を高にする(_quality="HIGH"にする)と、途端に汚くレンダリングされてしまいます。画質が高い方が汚くレンダリングされると言う悲しいバグ…。
画質が高(_quality="HIGH")の場合
実験用のswfファイルは↓。実際に右クリック→画質で、画質を変更してみて下さい。
今回はより顕著に現れる「放射状の塗りを含んだムービークリップ」を300個重ねましたが、ただの塗りを含んだムービークリップでも、アルファがかかっていればこの現象は起こります。
この記事へのコメント
●1.オキ(2004年04月14日 17:28)
詳しく検証していないのでナンなのですが、
この現象はFLASH-JPで報告されていた現象と関係あるかもしれませんね。
http://www.flash-jp.com/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=474&forum=15&post_id=3016&PHPSESSID=7866bd02dcabe9cbdfd324c8bbc3a8dc#forumpost3016
●2.宮地 成太郎(2004年04月18日 23:34)
そうすると、FLASH-JPで言われている確信犯的仕様であるという意見にも、頷けますね。
(負荷の少ない"低"画質でちゃんと描画されるということで)
●3.野中 文雄(2007年11月14日 11:49)
コメント#1のFLASH-japanのリンク先は、先方のフォーラムの整理により、以下のURLに変わりました。後の参照のために、追記しておきます。
http://www.flash-jp.com/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=474&forum=11&post_id=3016&PHPSESSID=7866bd02dcabe9cbdfd324c8bbc3a8dc#forumpost3016