ムービークリップのフレームの移動 [Edit]

フレーム移動用メソッドは4つ

ムービークリップ定義済みメソッドには、フレーム移動を行う4つのメソッドが用意されています。
現在のフレームを基準にして移動する MovieClip.prevFrame MovieClip.nextFrame、 指定したフレームに移動する MovieClip.gotoAndPlayMovieClip.gotoAndStop の4つです。

前後のフレームに移動して停止

MovieClip.prevFrame と MovieClip.nextFrame は、現在のフレームを基準とした移動を行うメソッドです。
名前のとおり、MovieClip.prevFrame はひとつ前のフレームに、MovieClip.nextFrame 次のフレームに移動します。ともに移動後に再生ヘッドを停止します。

ターゲットパス.prevFrame();

ターゲットパス.nextFrame();

下のサンプルムービー1は5フレームからなり、各フレームにフレーム番号の静止テキストを配置しています。
[ prevFrame() ] ボタンでひとつ前のフレームに移動、[ nextFrame() ] ボタンで次のフレームに移動して停止します。2つのボタンは _root に配置しています。

 

[ prevFrame() ] ボタンのボタンアクション
  on (release) {
    this.prevFrame();
  }

[ nextFrame() ] ボタンのボタンアクション
  on (release) {
    this.nextFrame();
  }

サンプルムービー1
 

ソースファイル:nextprev1.lzh(11.2KB)


指定したフレームに移動して再生/停止

フレームを指定して移動するには、MovieClip.gotoAndPlay と MovieClip.gotoAndStop メソッドを使用します。
引数にはフレーム番号(数値)またはフレームラベル名(ストリング)を指定します。変数を使用することもできます。
指定したフレームに移動後、MovieClip.gotoAndPlay は再生、MovieClip.gotoAndStop停止します。

なお、現在のフレーム番号を格納したムービークリップ定義済みプロパティ _currentframe と MovieClip.gotoAndStop メソッドを使用して、MovieClip.gotoAndStop ( _currentframe - 1)、MovieClip.gotoAndStop ( _currentframe + 1) と記述することによって、MovieClip.prevFrame、MovieClip.nextFrame と同じ処理を実現できます。

サンプルムービー2

ソースファイル:gotoandplay1.lzh(8.81KB)

 

1フレームのフレームアクション
  this.stop();

[ ( 3 ) ] ボタンのボタンアクション
  on (release) {
    this.gotoAndPlay( 3 );
  }

[ ( "start" ) ] ボタンのボタンアクション
  on (release) {
    this.gotoAndPlay( "start" );
  }

[ ( frame) ] ボタンのボタンアクション
  on (release) {
    this.gotoAndPlay( frame );
  }


サンプルムービー3

ソースファイル:gotoandstop1.lzh(8.76KB)

 

1フレームのフレームアクション
  this.stop();

[ ( 3 ) ] ボタンのボタンアクション
  on (release) {
    this.gotoAndStop( 3 );
  }

[ ( "start" ) ] ボタンのボタンアクション
  on (release) {
    this.gotoAndStop( "start" );
  }

[ ( frame) ] ボタンのボタンアクション
  on (release) {
    this.gotoAndStop( frame );
  }


・関連項目

フレーム移動用メソッド使用時の注意点
フレームラベル

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