フレームに付けられた名前
フレームラベルは、フレームに付けられた名前です。
フレームを移動するムービークリップ・メソッド MovieClip.gotoAndPlay、MovieClip.gotoAndStopで利用されます。
これらのメソッドでは、引数にフレーム番号を指定することもできますが、ムービー製作時やデバッグ時のフレームの挿入・削除で目的のフレーム番号が変わり、そのたびに引数を指定し直さなければなりません。フレームラベルは変化しませんので、このような手間が発生しません。
また、ラベル名はタイムラインに表示されますので、"Loading"や"Ending"などの意味を持たせたラベル名を付けることによって、一連のフレームがどんなフレームか把握しやすくなります。
目的に応じて、有効に活用してください。
フレームラベルの指定方法
フレームラベルは、タイムラインのキーフレームを選択し、[ フレーム ] パネルの [ ラベル ] 欄で指定します。
ラベル名は英数字と記号を組み合わせてつけます。ただし1文字目に数字を使うことはできません。実際には日本語も指定可能ですが、さまざまな理由から、英数字およびアンダースコア(_)のみを使用することをお勧めします。同一ムービークリップ内では、ユニークな(重複しない)名前である必要があります。ActionScriptでは、ほとんどの場合、英字の大文字と小文字を区別しません。' START ' と ' start ' は同じフレームラベルと判断されますので注意してください。
また、ラベル名はどのレイヤーにも記述することができます。フレームごとに異なるレイヤーに指定することも可能です。さらに Flash はラベル名に対するエラーチェックを行いませんので、同じフレームの異なるレイヤーに複数のラベル名を付けることも可能です。もちろんバグの原因になりますので、このような指定はしないでください。
間違いを避け、ラベル名を把握しやすくするためには、ラベル専用のレイヤーを用意して、ラベル名は必ずこのレイヤーに指定するようにしましょう。
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