CreateJSの新バージョンが公開されました。機能が拡張し、バグは修正されるとともに、APIの安定化もはかられています。CreateJS Blog「New version of CreateJS released!」にもとづいて、その中身をご紹介します。
このバージョンでイベントモデルは大きく改められて、イベントがバブリングするようになりました。他にも、アニメーションは扱いやすくなり(たとえば、フレームレートはSpriteオブジェクトごとに定められます)、矩形領域が得られ、APIは安定化しました。
その他のライブラリにも、改善や新たな機能が加えられています。たとえば、SoundJSではオーディオプロパティがトゥイーンできます。問題の修正とともに、新たな機能も加えました。FirefoxベータバージョンのWebAudioのサポートなどです。
ライブラリごとの細かな変更や追加は、GitHubのVERSIONS.txtの中身をお確かめください(EaselJS、SoundJS、TweenJS、PreloadJS)。
Zoëのアニメーション機能の対応も大きく改められました。とくに、[Animation]タグが加わり、スプライトシートのアニメーションをひとつひとつ扱えるようになっています。
図001■Zoëの[Animation]タグパワーユーザーのためには、オープンソースのGruntワークフローによる新たなビルド処理が採入れられました。ライブラリの構築が、これまでより簡単に、しかも早くできます。
新CreateJSのバージョンはつぎのとおりです。
これまでと同じく、最新のバージョンはGitHubをご覧ください。コンパクト(min)版はすでにCDNに加えられています。すべてのライブラリファイルが含まれたCreateJSのコンパクト版もあります。Toolkitをお使いのユーザーは、つぎのAdobe Flash Professional CCのアップデートがサポートするバージョンをお確かめください。