Ticker.addEventListener()
メソッドの引数には、イベント名とリスナー関数を渡すのが通常です。けれど、第2引数にはオブジェクトも渡せます。
Tickerクラスは、EventDispatcherクラスからEventDispatcher.addEventListener()
メソッドをTicker.addEventListener()
メソッドとして受継ぎます。メソッドの第2引数にオブジェクトを渡すと、イベントが起こったときそのオブジェクトに備わるhandleEvent()メソッドを呼出します。
Stageクラスには、ドキュメントに書かれていないhandleEvent()メソッドが内部的に定められています。そして、Ticker.addEventListener()
メソッドの第2引数にStageオブジェクトを渡すと、Ticker.tick
イベントでこのメソッドが呼出され、Stage.update()
メソッドの呼出しを行います。
したがって、Ticker.tick
イベントでStage.update()
メソッドを呼出したいだけの場合には、つぎのようにTicker.addEventListener()
メソッドの第2引数にStageオブジェクトを渡せば済みます。
なお、var stage; stage = new createjs.Stage("myCanvas"); createjs.Ticker.addEventListener("tick", stage);
EventDispatcher.addEventListener()
メソッドの構文やStageクラスのhandleEvent()メソッドの実装については「EaselJSでイベントリスナーを扱うEventDispatcherクラス」をご参照ください。