Flash Professional CS6アップデート2が公開 [Edit]

すでに予告されていたとおり、Flash Professional CS6アップデート2(12.0.2)が公開されました。AIR 3.4とFlash Player 11.4がサポートされます。そのアップデートの概要がAdobe Flash Professional Team Blog「Flash Professional CS6 Update2 | Now Available」に掲載されましたので、ご紹介します。

  • iOSデバイスへの直接デプロイ
    AIRアプリケーションをiOSデバイスに、iTunesは使うことなく直接デプロイできます(ただし、この機能を用いるには、ユーザーのマシンにiTunes 10.5.0以降がインストールされていなければなりません)。
  • ネイティブiOSシミュレータのサポート
    iOSデバイス向けAIRアプリケーションが、ネイティブiOSシミュレータで手軽にテストやデバッグできるようになります。これはMacのみの機能で、XCodeのインストールによりFlash Professionalとシミュレータを統合できます。
  • 高解像度Retinaディスプレイのサポート
    iPad3など新しく登場したiOSデバイスの高解像度Retinaディスプレイをサポートします。これまではiPhoneとiPodデバイスでしか使えなかった機能が、iPadデバイスでもピクセルダブリングの概念によるリッチなコンテンツに用いられるようにました。

新機能について詳しくは、「What's new in Flash Professional CS6」(英文)をお読みください。また、「Release Notes」(英文)と「Known issues」(英文)には、新機能についての注意も説明されています。

このアップデートには、Toolkit for CreateJS 1.1も同根されています。アップデートのインストールが終わると、Adobe Extension Manager CS6が起ち上がりToolkit for CreateJS 1.1をインストールできます。新バージョンの機能については、「Toolkit for CreateJS 1.1の新機能」をご覧ください。

さらに、このアップデートには、フォーラムなどで報告された重大なバグの修正も加えられています。

  • Flash Professional CS6を起ち上げると、警告なしにクラッシュすることがありました。壊れたフォントともうひとつ別の原因によって起こる問題でした。
  • StarlingフレームワークでStage3Dを使うと、コンテンツが正しく描画されませんでした。
  • ANEがFlash Professional CS6で相対パスを用いて参照されると、コンパイルエラーを起こしました。
  • XFLファイルでつくられたXMLファイルが、CDATAセクションとファイルの残りの部分との間で行末の対応が合わなくなりました。
  • デスクトップ用AIRアプリケーションをAIR3.2でパブリッシュすると、Adobe Debug Launcherがクラッシュしました。

さらに細かい修正点については、前出「Release Notes」の「List of issues, fixed with Flash Professional CS6 Update 12.0.2」をお読みください。

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