Flash Player 11でMovieClipクラスにひとつだけ、MovieClip.isPlayingというプロパティが備わりました。
MovieClip.isPlayingは読取り専用のプロパティで、参照するMovieClipインスタンスが再生中かどうかをブール(論理)値で示します。再生中かどうかは見ればわかる、と思われるかもしれません。そのとおりでしょう。つまり、このプロパティはステージに表れていないインスタンスを調べるのがおもな役目だと考えられます。
ステージから消えた、あるいは消したインスタンスは、ただちにメモリからは除かれません(「DisplayObjectインスタンスの削除とガベージコレクション」参照)。そのまま再生を続けていると、予期しないエラーが起こることもあります。また、見えなくても再生を続けていれば、CPUを無駄に費やします。したがって、ステージから消したMovieClipインスタンスのタイムラインは止めることが望ましいのです。詳しくは「MovieClip.isPlayingプロパティ」をお読みください。