true/falseは小文字で書きましょう [Edit]

大文字小文字の区別は、Flash Player 7から採用された仕様変更です。しかし、ブーリアン(論理)値true/falseは、Flash MX 2004 (7.2)を使ってFlash Player 6以前でパブリッシュした場合でも、大文字小文字を誤ると正しく認識されません。

つぎのスクリプト(001)を、Flash Player 7でパブリッシュすると、大文字小文字が区別されて、trueおよびInfinityとして認識されません。その結果、ともにundefinedが[出力]されます。

スクリプト001■trueとInfinityをtrace()
trace(True);
trace(infinity);
// Flash Player 7でパブリッシュした場合の[出力]
undefined
undefined

しかし、[パブリッシュ設定]を[Flash Player 6]に変更すると、infinityは頭が小文字でもInfinityとして認識されるにもかかわらず、Trueはundefinedとみなされてしまいます。これはTrueが、Flash Player 7の場合と同じく、値でなく未定義変数として扱われていることを推測させます。

// Flash Player 6でパブリッシュした場合の[出力]
undefined
Infinity

同じスクリプトをFlash MXでパブリッシュ(Flash Player 6書出し)すると、ともに大文字小文字が区別されず、それぞれtrueおよびInfinityとして[出力]されます。Flash MXの動作と結果が異なり、Infinityは問題なく扱われていることを考え合わせると、バグの可能性が高いと思われます。

もっとも、Flash MX(Flash Player 6)以前でも、大文字小文字は区別して書きましょう。

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