ムービークリップ定義済みメソッド play、stop
停止中のムービークリップを再生するにはムービークリップ・メソッド MovieClip.play、再生中のムービークリップを停止するにはムービークリップ・メソッド MovieClip.stop を使用します。ビデオデッキの「再生」と「一時停止」に相当します。
MovieClip.play、MovieClip.stop の書式は以下のとおりです。ムービークリップ・メソッドですのでターゲットパスを指定し、ドット演算子( . )、その後ろにメソッド名、最後に関数呼び出し演算子のカッコ()を付加します。
サンプルムービー
下のサンプルムービー1は5フレームからなり、各フレームにフレーム番号の静止テキストを配置しています。
[ this.stop() ] ボタンで再生中のムービークリップを停止、[ this.play() ] ボタンで停止中のムービークリップを再生します。2つのボタンは _root に配置しています。
サンプルムービー1 | ●[ this.play() ] ボタンのボタンアクション ●[ this.stop() ] ボタンのボタンアクション |
複数存在するタイムラインに注意
Flashにはムービークリップインスタンスごとに独立したタイムラインが存在することに注意してください。。MovieClip.play、MovieClip.stop はムービークリップ・メソッドですので、指定したムービークリップのタイムラインだけを再生/停止します。例え_rootムービークリップを再生/停止しても、入れ子になった他のムービークリップインスタンスが再生/停止するわけではありません。
下のサンプルムービー2はサンプルムービー1の _root 上に、ムービークリップMC1~MC3 を追加したものです。MC1~MC3も _root ムービークリップと同様に、各フレームにフレーム番号の静止テキストを配置しています。
[ this.stop() ] ボタンを押しても、ムービークリップMC1~MC3 の再生が停止しないことが確認できます。
サンプルムービー2 | ●ソースファイル |