定義済みクラスの.asファイルでシンタックスエラー [Edit]

Flash MX 2004の定義済みクラスの.asファイルを開いて、[シンタックスチェック]を行うと、エラーになる場合があります。

Flash MX 2004のインストール時に作成されるユーザーのConfigurationフォルダには、Classesフォルダ[*1]があり、ActionScript定義済みクラスの.asファイルが格納されています。Flash MX Professional 2004のActionScriptエディタでそのファイルを開いて、[シンタックスチェック]を行ったとき、「この名前で定義されているクラスまたはインターフェイスが既にあります」というエラーの発生することがあります。

図■表示されたスクリプトエラー

しかし、結論として、気にしないでください。コンパイル(SWF書出し)は、問題なく行えます。シンタックスエラーを発生するActionScriptファイルには、String.asやNumber.as、Object.as、Toplevel.as、FunctionArguments.asなどがあります[*2]。

[*1]オペレーティングシステムごとの具体的なフォルダのパスについては、オンラインヘルプの[ActionScriptリファレンスガイド] > [ActionScript 2.0によるクラスの作成] > [クラスパスについて] > [グローバなクラスパスとドキュメントレベルのクラスパス]をご参照ください。

[*2]これらのActionScriptクラス定義ファイルでは、classステートメントの先頭にintrinsicという「ActionScript辞書」に記載のないキーワードが指定されています。クラス本体には、プロパティやメソッドの型指定がされているのみです。とくにメソッドについては、実際の処理内容(実装)が記述されていません。

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