アクションパネルの怪しいテキスト表示[MX 2004/MacOS X] [Edit]

Flash MX 2004/OS Xの[アクション]パネルは、テキストのレンダリングがどうも怪しいようです。

そこで、問題です。[アクション]パネル内の挿入ポイントが以下の位置で点滅しているとき(図1)、[delete]キー(Windowsの[Back Space]に相当)を押すと、スクリプトのどの文字が消えるでしょう?

図1■Flash MX 2004/OS X.2.8の[アクション]パネル

素直な感覚からは、当然ポイントの左にあるストリングリテラルを閉じるダブルクォーテーション(")が削除されると期待するはずです。ところが実際に消えるのは、さらにその左のi(イタリック)の閉じタグなのです(図2)。

図2■[delete]キーを押したら閉じタグ">"が消えた

Flash MX 2004/OS X日本語版の[アクション]パネルで、エスケープ文字("\n"など)とタグ("<>")を組合わせて入力すると、テキストのレンダリングにずれが生じるようです。そのため、テキストの表示が、挿入ポイントの位置に正しく対応しません。

ところで、[環境設定]ダイアログボックスの[ActionScript]タブで[テキスト]の設定を確認すると、デフォルトでMonacoが選択されています(図3)。しかし、これは問題の原因ではなく、むしろ意図的にデフォルトの設定に組入れられているようです。

図3■[環境設定]の[ActionScript]タブでは[テキスト]のデフォルトがMonacoに設定

実際、テキストの選択をOsakaに変更すると、テキストレンダングのずれはさらに広がります。ですから、フォントの設定はMonacoのままにしておく方がよいでしょう。

図4■[テキスト]にOsakaを指定した場合の[アクション]パネル

インスタンス名test_txtやプロパティhtmlTextの最後の"t"が半分消えている

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