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2006.11.11
 demo1「笠居トシヒロの“おしえて!! Flashバナー”」 講師:笠居トシヒロ氏
 demo2「笠居トシヒロのウン倍速い制作術」 講師:笠居トシヒロ氏
 demo3「事例紹介:ブログサイトはこう作る!」 講師:沖良矢氏
 自作アニメ自慢コーナー

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笠居トシヒロの“おしえて!! Flashバナー”

講師:笠居トシヒロ氏講師:笠居トシヒロ氏

意外と軽く見られがちでも、実際に携わると「美味しく、手離れが良い Flashバナー」の制作方法を、クライアントとのやりとりを思わせながら、Adobe Motion Awardのバナーを事例に紹介していただきました。
◇仕上がり例
完成バナー

今回のサンプルをいだきました!
サンプルをダウンロード

レギュレーション(広告規定)を確認しよう

■サイズ・容量・尺
■パブリッシュのバージョン
・最近は、おもにVer. 6(圧縮なし)
■禁止事項など
・禁止スクリプト
・過度な発光演出(例:ポケモンショック)

訴求ポイントを軸にコンセプトを立てよう

■オーナー → 誰が?
■ゴール → どうしたい?
■ターゲット → 誰に対して
■コンテンツ → 何を?
■スタイル → どのように?
バナーは、誘導するためのもの。なので「すべてを語ってしまう」のは、ダメ。あくまで注意を惹きつけ、クリックしたくなるような工夫が大切。

全体的な構成を考えよう

■アテンション
■キャッチ(フック)
■キメ
つまり、起・承・結で作りましょう。(転はなしです)

カンプ(絵コンテ)を作ろう

クライアントに静止画を5,6画面見せる(下の画像は、多い方)
カンプ例
※あとで、バナーに使用できるように意識して作成する。

使用ソフト

■画像が主体の場合 → Fireworks
・Photoshopだと、アンチエイリアス無しのオブジェクトや、ピクセル単位のレイアウトがやりにくい
・Flashに持っていく場合のことを考慮する
■ベクターが主体の場合 → Flash
■既存のデザインがある場合 → Illustrator

素材を用意しよう

■ロゴ、イラストなど → Illustrator、Flash
■画像 → Fireworks、Photoshop

カンプに沿って大まかにカットを割ろう

■まずは定番作業
・ドキュメントのプロパティを設定:
  「ムービーの圧縮」のチェックを外す
 「ActionScript」のバージョンは、ActionScript 1.0
 ステージサイズは、728x90
 フレームレートは、18fps
・背景色は白。他の色の背景の場合は、その色のベタを敷く。
・外周に 1pxのラインをいれる
  (ラインを1pxにしてしまうと、上下左右 0.5pxなので、2pxのラインを使う)
・ヒットエリアを作って、透明ボタンを作る
■実はトメ画面が重要
・尺を作る(カンプをそのまま、バナー制作に持っていく)
・全体の尺が決まっている際は、あらかじめコメントのラベルで、ある程度のカット割を決めておく
・右クリックメニューから実行できる「レイヤーに配分」は大いに使える
■見やすく、伝わりやすく、目立つPOP的レイアウト
■素材は出来るだけ100%で配置(後々修正作業がやりやすいように)
・新規シンボルを作成した中に aiファイルを読み込む
  → レイヤー情報を保ったまま読み込める
・ロゴデータを着色→プロパティで「着色」カラー(白)100%

カットごとに芝居を付けていこう

■メイングラフィックを動かす
・「シンボルの複製」を使って、動きや形状の似たシンボルを作る
■テキストを動かす
・テキストは1度の「テキストを分解」をすると、一字ずつの文字になる → さらに「レイヤーの配分」で各レイヤーに一字ずつ配分
・1フレームごとにずらすと、順にぱたぱたと表示されるアニメになる
・時間的に足らなそうであれば、一字ずつの表示するのではなく、マスクをトゥイーンで左から右に移動して「パッ」と表示する風にする方法もある
■基本は「現れる→消える」の繰り返し
■コンセプトに沿って、テイストをはずさないように

入稿ファイルを作ろう

■ファイルサイズの減量
■タイムラインの整理
・あらかじめ最初から最後までのモーショントゥイーンを作っておき、そのあと、途中途中キーフレームを入れていき、すべてトゥイーンを削除する
■文字のアウトライン化
■代替ファイルの制作(GIF、JPEG、小容量SWF)

以上、「笠居トシヒロの“おしえて!! Flashバナー”」でした。
具体的なテクニックは後半(demo2)にて。

 

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